石川県菊花協会は7日、長野県で200年以上栽培される古典菊「巴錦」をJR金沢駅 構内に並べる「巴錦菊花展」(殿様菊が結ぶ加賀―信濃プロジェクト実行委、本社主催) が8日から始まるのを前に、駅で菊の搬入作業を行い、石川と長野で丹精された約160 0本が構内に運び込まれた。
県菊花協会の会員は、5本立てや7本立てなどの菊をコンコースの柱や壁沿いに次々と 並べ、内側が朱色、外側が黄金色の上品な花が構内を彩った。長野からは、長野市の「大 豆島(まめじま)原産巴の錦保存会」と小布施町の「小布施巴錦保存会」が育てた5本立 て100鉢を出品した。
8日はコンコースで、前田家18代当主の前田利(とし)祐(やす)氏や長野県内の2 保存会関係者らを招いて開会式が行われる。プロジェクトには信濃毎日新聞社が特別協力 している。期間は14日まで。