本格的な冬に備え、雪囲い作業に励む雲水ら=20日、永平寺町の曹洞宗大本山永平寺

本格的な冬に備え、雪囲い作業に励む雲水ら=20日、永平寺町の曹洞宗大本山永平寺

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大本山永平寺で雲水が雪囲いに精 冬将軍の訪れに備え

福井新聞(2014年11月21日)

 冬将軍の訪れを前に、永平寺町の曹洞宗大本山永平寺で20日、雪囲いの取り付けが始まった。雲水らがお堂や廊下の壁面を竹簀(たけす)で囲っていった。21日まで行われる。

 福井地方気象台によると、県内は20日未明から朝にかけて、福井市越廼を除く全ての地点で今季最低気温を記録。大野市で0度、福井市で2・6度と平年より3度以上低くなった。

 雪囲いには雲水や従業員約40人が作業にあたった。約2メートル四方の竹簀を、寺関係者の宿泊場所の「瑞雲閣(ずいうんかく)」や雲水が生活する「僧堂」などに運び出した。事前に組んでおいた足場に上り、ビニールのひもでくくり付けた。作務衣(さむえ)姿の雲水は白い息を吐きながら黙々と励んでいた。

 昨年は少雪だったが、雪深いことで知られる同寺の積雪は例年1メートルを超える。

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