立山山麓のゆるキャラとして誕生した「さっさなりくま君」(左)と「かもしか社長」

立山山麓のゆるキャラとして誕生した「さっさなりくま君」(左)と「かもしか社長」

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立山山麓ゆるキャラ誕生

北日本新聞(2014年12月3日)

 富山市大山地域の立山山麓エリアにゆるキャラ2体が誕生した。ゆかりの戦国武将、佐々成政とクマを組み合わせた「さっさなりくま君」と、国特別天然記念物ニホンカモシカを基にした「かもしか社長」だ。東京都八王子市のウェブデザイナー、石田静香さん(23)=富山市原(大山)出身=が手掛けた。立山山麓観光旅館組合などが製作するマップやグッズに活用し、地域の魅力発信につなげる。

 石田静香さんは、立山山麓観光旅館組合の石田正己組合長(60)の次女。同組合は富山市南商工会大山支部などと連携し、立山山麓エリアの台湾語版散策マップを製作している。

 マップのアクセントになるキャラクターを求めていたところ、デザイン技術を持つ静香さんに白羽の矢が立った。

 さっさなりくま君は、立山山麓スキー場らいちょうバレーエリア山麓駅前にあるクマの木像がモチーフ。家紋をあしらったかぶとと、よろいを身に着け、武将らしく口ひげを生やしている。一方で全体に丸みを帯びさせ、かわいらしさも出した。

 かもしか社長は、マップ上で案内役として登場。ネクタイを締め、来客をもてなす姿勢をアピールしている。

 同組合は、マップに加え、キャラのペンやTシャツなどの製作を検討。加盟するロッジや飲食店のホームページにも生かしてもらう考えだ。

 静香さんは「地域の身近なキャラクターとして使ってもらえたらうれしい」と話している。

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