更埴体育館敷地内にあるD51(写真上)。新型車両「E7系」をかたどったイルミネーション

更埴体育館敷地内にあるD51(写真上)。新型車両「E7系」をかたどったイルミネーション

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冬の夜は別の顔―SL車両にE7系の電飾 千曲・更埴体育館敷地内

信濃毎日新聞(2014年12月4日)

千曲商工会議所(千曲市)青年部が、千曲市杭瀬下の更埴体育館敷地内にある蒸気機関車(SL)D51をイルミネーションで飾った。来年春の北陸新幹線(長野経由)金沢延伸開業を今から祝おうと企画。延伸に向け、3月から長野新幹線長野―東京間で営業運転している新型車両「E7系」をデザインした。同商議所青年部は、昼は蒸気機関車、夜は新幹線と姿が変わる車両を楽しんでほしい―と来場を呼び掛けている。

 イルミネーションは、発光ダイオード(LED)の電球など約3万個を使った。赤と青の光で車両の輪郭を出し、車体には「E7」や弾丸列車を意味する「Bullet train」などの文字を入れた。車両の最前部の車輪付近に流れるような電飾も施した。

 最も工夫したのは運転席付近。四角いD51を流線形にするために木で枠組みを作り、LEDを飾った。11月上旬に作業を始め、30日に完成した。同日から点灯している。

 市によると、D51は1944(昭和19)年の製造。73年に合併前の更埴市が旧国鉄から無償貸与されたという。千曲商工会議所青年部イルミネーション実行委員会の中川博正委員長(47)=千曲市屋代=は「電気、建築、塗装、大工などさまざまな業種に関わる青年部員がいたからこそ、最高の出来栄えになった。家族や恋人同士などで楽しんでほしい」と話している。

 イルミネーションは来年1月末までの午後5〜10時ごろに点灯する

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