精米した舟橋村産のコシヒカリを手にする桝田社長

精米した舟橋村産のコシヒカリを手にする桝田社長

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舟橋産コシで大吟醸 新幹線開業に合わせ発売

北日本新聞(2014年12月6日)

 桝田酒造店(富山市東岩瀬町)は来年3月の北陸新幹線開業に合わせ、舟橋村産のコシヒカリを使った純米大吟醸酒を製造・発売する。村は新たな特産品の誕生や、米価下落が続く中でのコシヒカリの需要拡大に期待を寄せている。(立山・上市支局長 小川剛)

 地元の米を使った酒造りに力を入れている桝田酒造店と、特産品開発を考えていた村側の思いが一致し、製造が決まった。第1弾の酒には、同村東芦原の農家らでつくる東和営農組合から仕入れた1等米コシヒカリを使用。歩合50%まで高度に精米し、こだわりの酒になる。

 同社は、上市町の農事組合法人「白萩」が育てた酒米を使って昨年から純米酒「しらはぎ」を作り、"地産地消"の取り組みに手応えをつかんでいる。桝田隆一郎社長(48)は今回の大吟醸酒について「地域の特産として自慢してもらえる酒になればうれしい」と話す。

 米価は年々下落し、全農県本部が農家に支払う概算金は、2014年産の1等米コシヒカリについて過去最低になった。村議でもある東和営農組合の山崎知信組合長(67)は「下落は経営を直撃している。コシヒカリの新たな需要が生まれるのはありがたい」と喜ぶ。

 村は、瓶に貼るラベルの制作費やPRの際に使う法被、のぼり旗の費用を12月議会の補正予算案に計上。広く親しまれる酒にしようと、住民有志を交えた検討会を開いており、意見をラベルなどに反映させる予定だ。

 3月上旬に発売する予定で、商品名や料金などは今後決定する。金森村長は「新幹線開業の好機に、日本一小さい村の米を使った酒を広く発信したい」と話している。

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