福井県南条郡南越前町の今庄365スキー場で5日、人工造雪機の稼働が始まった。うっすらと自然の雪が積もった斜面に設置したパイプから人工の雪が吹き出し、純白の雪山が築かれていった。20日にオープンする。
人工造雪機の稼働は雪を確保するため毎年行っている。この日、ゲレンデの20カ所に設置したパイプから自動で勢いよく人工雪が吹き上がった。規定の積雪量に到達するまでほぼ毎日、連続22時間稼働させる。オープン直前に圧雪車で斜面を整える。
最長2100メートルの「シーサイトコース」や、最大傾斜33度で斜面にこぶを設けた上級者向け「チャレンジコース」など初級者から上級者まで楽しめる8コースがある。ゲレンデからは敦賀湾が望め、天気が良ければ白山まで見渡せる。20日には少なくともセンターゲレンデ(滑走距離750メートル)が利用可能になる。
リフト券は1日券が中学生以上4千円、小学生以下3千円、60歳以上3千円。20日は中学生以上2千円、小学生以下無料で利用できる。19日は午後5時半から前夜祭として営業し、2500円のナイター券が男性1千円、女性無料となる。ゲレンデ情報は同スキー場=電話0778(45)8033。