県は8日、10月下旬に東京・銀座にオープンした県の情報発信拠点「銀座NAGANO―しあわせ信州シェアスペース」の事業報告会を長野市の県庁で開いた。11月末まで1カ月余の物販やイベント実施の状況を説明し、今後の運営課題などを物販関係者や自治体担当者らに報告した。

 報告によると、1階の物販スペースへの来場者数はオープンから11月30日までの36日間で延べ12万2千人、売り上げは2930万円。売上金額・点数ともに最高だったのは、八幡屋礒五郎(長野市)がオープン記念に特別に製造した銀色の缶入りの七味唐辛子だった。

 2階のイベントコーナーではオープン翌日からの35日間で延べ47団体がイベントを行い、計4966人が参加。銀座NAGANOの熊谷晃所長は「単なる物販イベントで終わらせず、商品の背景を伝えたり体感できたりする企画を展開することで購入意欲を高められる」などと助言した。

 また2階の観光案内窓口には、計2250人が来場してスタッフが観光情報を提供。電話による観光相談も約700件あったという。

 具だくさんのみそ汁作りや地酒の飲み比べといった地域の食文化を発信した佐久広域連合など、イベントを開催した4団体も当日の様子や課題を報告。「1階に訪れた客を2階に誘導するのが難しい」「商品や荷物の保管場所が確保しづらい」といった声も出た。

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