皇室献上のため、若狭かれいを選別する組合員=9日、小浜市の小浜魚商会館

皇室献上のため、若狭かれいを選別する組合員=9日、小浜市の小浜魚商会館

福井県 敦賀・若狭 特産

若狭かれい、きょう皇室へ 75匹、小浜で発送作業

福井新聞(2014年12月10日)

 「若狭かれい」を皇室に献上するための発送作業が9日、福井県小浜市の小浜魚商会館で行われた。小浜魚商協同組合員が、あめ色になった最高級のカレイを丁寧に包装した。

 若狭かれいは若狭湾であがったヤナギムシガレイで、淡泊な白身に上品な甘味が特徴。皇室献上は今回で29回目。

 8日に水揚げされた約7千匹の中から、大きさで約1千匹を選び、さらに体長26~30センチ、重さ200グラム前後の157匹を選別。9日早朝から内臓などを取り除いて水で洗い、塩を振って寝かせた後、乾燥機にかけて仕上げた。

 発送作業では、形がよく傷のない75匹を15匹ずつ竹かごに詰めた。10日に県職員が天皇皇后両陛下、皇太子ご夫妻と三つの宮家に届ける。同組合の野村浩副理事長(54)は「大きいサイズは少ないが品質は良いものがそろった」と話していた。

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