「信州お試し移住」プランのチラシや冊子を持つ斎藤さん(右)ら

「信州お試し移住」プランのチラシや冊子を持つ斎藤さん(右)ら

長野県 上田・小諸 温泉

鹿教湯温泉に「お試し移住」 3週間滞在プラン「上々」

信濃毎日新聞(2014年12月11日)

 上田市の鹿教湯温泉旅館組合が、移住を希望する県内外の人たちに信州での暮らしを味わってもらおうと、家族全員が9万9800円で3週間(21泊)滞在できる宿泊プラン「信州お試し移住」をつくった。湯治客が減少する一方、同市への移住相談が近年増えていることを受けた企画で、10月の売り出し後、これまでに1組が利用。1週間3万5千円の別のプランは3組が利用し、「上々の滑り出し」という。

 地元の観光関係者や住民らは2012年に「鹿教湯温泉100年ブランド創造プロジェクト」を結成。かつて長期滞在する湯治客でにぎわった温泉街の魅力を再発信するのが狙いで、旅館組合は同プロジェクトの一員だ。

 地元では、温泉の効果を最大限に生かせる期間が「3週間」といわれ、プランは3週間を基本にした。利用者は13軒の旅館から1軒を選んで宿泊する。食事は付いていないが、温泉街の飲食店や他の旅館の食事も楽しめるよう、近くの食事処などを紹介した冊子「鹿教湯温泉Foodマニュアル」も用意した。宿によっては自炊もできる。

 鹿教湯温泉では近年、湯治客が減り、旅館や店舗も減少が続く。一方、上田市に寄せられた移住の相談は、2011年度の19件から、昨年度は52件の増加。本年度も10日時点で50件に上っている。

 滞在中は、旅館組合が移住や暮らしのさまざまな相談に応じる。旅館組合長のホテル経営斎藤宗治さん(45)は「不動産業者のほか、農家や趣味のグループなども紹介し、移住後につながるような人間関係づくりの手助けをしたい」と話している。

 プランの詳細などの問い合わせは鹿教湯温泉旅館組合(電話0268・44・2331)へ。

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