花火大会の復活に向けて話し合う菅平高原旅館組合青年部のメンバー=11月28日、上田市菅平高原

花火大会の復活に向けて話し合う菅平高原旅館組合青年部のメンバー=11月28日、上田市菅平高原

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菅平高原に復活の大輪 大みそか、6年ぶり花火大会

信濃毎日新聞(2014年12月11日)

 上田市菅平高原の旅館組合青年部(11人)は、2008年まで毎年大みそかに同高原で開いていた花火大会を今年、6年ぶりに復活させる。打ち上げ場所だったグラウンドや近くの畑に花火の燃えかすが落ち、芝が傷むことなどから開催を見合わせてきたが、菅平高原を盛り上げ、宿泊客を喜ばせたい―との思いから再び企画した。

 青年部はこれまでも地域の祭りやイベントなどを催してきた。宿泊客や地元の若い世代から、大みそかの恒例イベントとなっていた花火大会の再開を求める声が上がっていたため、実施を決めた。花火業者の協力で試し打ちをした結果も踏まえ、打ち上げ場所の大半を従来の菅平高原国際リゾートセンター前のグラウンドから、近くの野外炊飯場に移し、近隣住民の理解も得た。規模の小さい花火は、これまでと同じグラウンドで打ち上げる。

 青年部のメンバーは11月中旬から、出入り業者や旅館、飲食店、土産販売店などに花火購入費の寄付を募ってきた。10日現在、100万円余が集まり、目標の120万円に手が届きそうという。旅館組合青年部長の山口輝彦さん(36)は「花火代が集まってほっとしている。多くのお客さんを楽しませたい」と話した。

 花火大会は31日午後10時から。大みそかのイベント全体は旅館組合員らで構成する菅平高原観光協会が主催し、午後6〜11時。豚汁などを振る舞う。ゲレンデの無料開放も検討している。同高原の道光神社の二年参り、初詣には絵馬700枚が配られる。問い合わせは菅平高原観光協会(電話0268・74・2003)へ。

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