深層水で蓄養したカキの料理を見学する左から笹島町長、津久井社長、曳田副会長=入善町役場

深層水で蓄養したカキの料理を見学する左から笹島町長、津久井社長、曳田副会長=入善町役場

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深層水カキ料理を入善名物に 蓄養会社が16店に特別出荷

北日本新聞(2014年12月13日)

 入善町沖の海洋深層水を使ってカキを蓄養する日本かきセンター(同町下飯野)は町内16飲食店にカキの出荷を始めた。12日、同社や笹島町長が町役場で発表し、町飲食店組合がメニューを披露した。

 日本かきセンターは兵庫県や北海道など全国50カ所の産地から仕入れたカキを入善町の海洋深層水活用施設で浄化・蓄養し、親会社ヒューマンウェブ(東京)が首都圏や関西で直営するオイスターバーで販売している。今回、深層水の提供を受けている入善町に貢献したいと、特別に提供することを決めた。

 町内の料亭、居酒屋など16店が生ガキ、天ぷら、カキ鍋など多彩な料理を提供する。一部の店を除き予約が必要。

 会見した津久井研悟同センター社長は「水揚げしたばかりの新鮮なカキを提供できる。町の活性化に役立ちたい」と述べ、曳田幸伸町飲食店組合副会長は「食べ歩きしてもらい、町おこしにつなげたい」と話した。笹島町長も「新たな特産品となり、町内外から多くの人に訪れてほしい」と期待を寄せた。

 町長や関係者が、各店で販売するカキ料理を試食した。

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