原画展を見に来た市民と話す白鳥さん(左)

原画展を見に来た市民と話す白鳥さん(左)

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繊細なタッチ「小諸かるた」 23日まで原画展

信濃毎日新聞(2014年12月22日)

小諸市の小諸商工会議所青年部が市内の風物を題材に、今年完成させた「小諸かるた」の原画展が21日、小諸商工会館で始まった。同市市町出身の日本画家、白鳥純司さん(31)=東京=が手掛けた繊細なタッチの原画を間近で見られる。23日まで。

 かるたは青年部が読み札の句を公募して作った。白鳥さんは、知人で青年部員の理容師橋詰剛さん(45)=小諸市田町=に原画の依頼を受け、「小諸の良さを子どもたちに伝える力になれたらうれしい」と快諾。3カ月余りの間帰省して読み句に合う題材を取材し、浅間山、文豪・島崎藤村などゆかりの人物、信州の伝統野菜「ひしの南蛮」などをアクリル絵の具で描いた。

 初日は白鳥さんも会場に顔を出し、来場した市民と談笑。義理の妹と訪れた尾沼澄江さん(80)=東雲=は、ひしの南蛮の絵に「きれいね。取って食べたくなっちゃう」と笑顔を見せた。

 原画展は午前10時〜午後4時。入場無料。小諸かるたも1セット1500円で販売している。

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