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とんぼ玉作り体験が人気 富山・CiC体験工房

北日本新聞(2015年1月6日)

 CiCいきいきKAN(富山市新富町)のとんぼ玉体験工房が、「手軽に楽しめる」と県内外の利用者から好評だ。「ガラスのまちづくり」を進める同市の知名度向上にも一役買っている。

 ガラス工芸に親しんでもらおうと毎週月、金、日曜日と第1、3、5木曜日の午前10時半からと午後1時半から2時間ずつ実施。富山市の作家、水馬行夫さんら3人が交代で指導している。

 とんぼ玉はガラス棒をガスバーナーで溶かし、鉄芯に巻き取って作る。初心者は1色の玉から作り始め、2、3色を混合させた玉にも挑戦している。

 料金は1時間500円で手軽に参加でき、観光シーズンは県外からの観光客も目立つ。とんぼ玉の魅力に引かれた地元のリピーターも多く、合同で作品展を開くなど活動は広がっている。

 夫が富山市に単身赴任している縁で時々訪れる静岡県富士宮市の60代の女性は「ちょっと寄って自由に体験できていい」と言う。昨年秋の旅行中に工房を知り参加した神奈川県相模原市の50代の女性は「とんぼ玉に興味があったが、これまで機会がなかった。難しいけど楽しかった」と話していた。

 水馬さんは「初めて自分で作ったものはいい。どんな形になっても楽しみ」と熱心に教えている。

 工房は予約優先で、定員は各回6人。11日から再開する。問い合わせは、富山観光物産センター、電話076(444)7120。

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