新酒の芳醇な香りが漂う酒蔵で醸造タンクのもろみをかき混ぜる蔵人=高岡市京町の清都酒造場

新酒の芳醇な香りが漂う酒蔵で醸造タンクのもろみをかき混ぜる蔵人=高岡市京町の清都酒造場

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香り芳醇、新酒仕込み最盛期 高岡・清都酒造場

北日本新聞(2015年1月7日)

 県内の酒造メーカーで、新酒の仕込みが最盛期を迎えている。二十四節気の「小寒」の6日、清酒「勝駒」の蔵元、清都酒造場(高岡市京町)では杜氏(とうじ)や蔵人(くらびと)が朝早くから酒造りに精を出していた。

 小寒から節分までの寒中は酒造りに最適とされる。同酒造場では毎年、高級酒の大吟醸の仕込みなどに取り組み、築120年以上の酒蔵には芳醇(ほうじゅん)な香りが漂う。大型の醸造タンクの中では乳白色の「もろみ」がふつふつと音を立てて発酵。温度や発酵具合を均一にするため、蔵人が長いかい棒で丁寧にかき混ぜていた。

 清都康介社長(64)は「12月から寒い日が続き、きめの細かい上品な味わいの酒に仕上がりそう」と期待を込めた。今年の新酒は、今月20日ごろから「しぼりたて生酒」、2月中旬までには純米生酒、3月末には純米吟醸や大吟醸が店頭に並び始めるという。

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