下伊那郡喬木村で10日、恒例のイチゴ狩りが始まった。村内のイチゴ農家や法人らでつくる実行委員会の主催。県内外から多くの客が訪れ、ビニールハウスで赤く実ったイチゴをほおばっていた。
同村伊久間の農業、清水武志さん(47)のビニールハウスではこの日、愛知県からの日帰りツアーバスに参加した観光客27人が訪れた。村の主力品種で甘みが強い「章姫(あきひめ)」や、香りが強く甘酸っぱさが特徴の「ゆめのか」などを採り、練乳につけるなどして味を楽しんだ。初めて喬木村を訪れた同県岡崎市から友人と一緒に参加した主婦の広永宏子さん(58)は「実が大きく、甘くておいしかった」と満足そうだった。
イチゴ狩りの受け入れ農家の代表でもある清水さんは「寒い日が続いてイチゴの甘みが増している。生育も順調なので、ぜひ訪れてほしい」とPRしていた。
イチゴ狩りは5月31日まで。問い合わせは村たかぎ農村交流研修センター(電話0265・33・3999)へ。