飯山市外様地区で2月14、15日に開く「かまくら祭り」に向け、地元住民らでつくる「かまくら応援隊」(約20人)のメンバーがかまくら作りを進めている。祭りまでに大小20基のかまくらを設け、鍋を楽しむ「レストランかまくら村」とする。3月に迫った北陸新幹線(長野経由)飯山駅開業を祝おうと、新幹線車両のかまくらも登場する計画だ。
13日は10人のメンバーが作業した。夏は田んぼだった会場に専用の風船を置き、周囲に雪を飛ばして踏み固め、スコップで形を整えていった。かまくらは直径2メートルと3メートルの2種類で、1基作るのに1時間半ほどかかるという。
祭りは信濃平スキー場が閉鎖となった2001年、地元有志が「スキーに代わる名物にしよう」と開始。今年は15回目の節目となり、隊長の平井勝美さん(70)は「今まで以上に立派なかまくらを作りたい」と話す。
レストランかまくら村は、信州いいやま観光局が運営。今月31日〜3月1日の金、土、日、祝日に、市特産の豚肉「みゆきポーク」や、シメジやエリンギなどが入ったみそ味の「のろし鍋」を提供する。大人1人2100円、小学生は1100円(かまくら利用のみは大人1100円、小学生650円)。問い合わせは同観光局(電話0269・62・3133)へ。