白山笠作りに励む河岸さん=白山市明光4丁目

白山笠作りに励む河岸さん=白山市明光4丁目

石川県 金沢市周辺 特産

83歳、白山笠唯一の生産者 春の農繁期へ編み上げに精

北國新聞(2015年1月20日)

 19日の石川県内は曇りまたは雨となった。最高気温は金沢で3月上旬並みの8・6度まで上がったほか、輪島7・0度など各地で平年を上回った。

 春の農繁期に向け、県伝統工芸士の河岸すみゑさん(83)=白山市明光4丁目=は、檜(ひのき)細工の「白山(はくさん)笠(がさ)」作りに精を出している。

 白山笠は手取川ダム建設で湖底に沈んだ深瀬集落の特産品で、ヒノキを薄く細く切った「ヒンナ」と呼ばれる板で編み上げられる。生産者は現在、集落出身の河岸さんのみで、直径50センチほどの笠を1日2、3個ずつ作っている。

 軽くて丈夫な笠は野外の作業に重宝されており、県外からの注文もあるという。河岸さんは「一度かぶった人は、この笠がいいと言ってくれる。元気な限り作り続けたい」と話した。

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