イチゴ狩りが楽しめる福井県あわら市山十楽のイチゴ園「農楽里（のらり）」で２０日、開園式が行われた。招待された園児たちは真っ赤に実った大きなイチゴをほおばり、一足早い春の味覚を堪能した。

　同市の農業生産法人「あわら農楽ファーム」が２０１２年から運営している。広さ約千平方メートルのハウス内では、甘さと酸味のバランスがいい品種「紅ほっぺ」５４００株を栽培。実が大きくなる時季に日照時間に恵まれ、昨年より２週間ほど早い開園となった。

　開園式には同法人が生産した米を給食で使用している神山保育園（越前市）の園児２８人を招待。園児たちは目の高さにあるイチゴを品定めして丁寧に摘み取り、その場で口いっぱいにほおばると「甘くておいしい」とほほを緩めていた。

　一般営業は２４日から。５月下旬ごろまでイチゴ狩りが楽しめる。営業時間は午前９時～午後４時で、火曜定休。事前予約が必要。問い合わせは同園＝電話0776-63-6341