小矢部市西中野に7月中旬に開業する「三井アウトレットパーク北陸小矢部」の完成イメージ図。北陸の気候を考慮した屋内型モールで、観覧車(右)も整備している

小矢部市西中野に7月中旬に開業する「三井アウトレットパーク北陸小矢部」の完成イメージ図。北陸の気候を考慮した屋内型モールで、観覧車(右)も整備している

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小矢部のアウトレット7月中旬開業 129店先行発表

北日本新聞(2015年1月23日)

 三井不動産(東京)は22日、小矢部市西中野で整備を進める北陸初のアウトレットモールについて、出店テナントの全約160店舗のうち129店舗を発表した。人気の海外ブランドやセレクトショップがそろい、子どもから高齢者まで幅広い年齢層が楽しめる構成で、北陸初出店の店舗もある。廣貫堂など県内企業、業者の8店舗も出店する。開業は7月中旬となり、施設名称は「三井アウトレットパーク北陸小矢部」に正式決定した。

 ファッションでは「バナナ・リパブリック」「ギャップ」などの有名ブランドが名を連ね、「ビームス」「ユナイテッドアローズ」といったセレクトショップを一堂に集める。人気スポーツ用品メーカーのテナントが多数入るほか、生活雑貨・食品販売も充実。129店舗のうち、国内のアウトレットモールで初出店となるのは7店となる。

 北陸新幹線の開業によって、国内外からの観光客の来場が見込まれることから、富山の薬店や、富山湾の海の幸を使ったすし店、地元特産の食品や工芸品を集めたテナントも入り、北陸の魅力をPRする。外国人観光客に対応するため、案内やパンフレットの多言語表示などに加え、外貨両替機を三井不動産のアウトレットモールとして初めて設置する。

 残りの出店テナントと正式な開業日は4月に発表する。今月31日~6月27日には、従業員を募集する出店店舗の合同面接会を、富山、石川両県の会場で計9回開く。

 アウトレットモールは、ブランド品などを通常より低価格で販売する商業集積施設。三井アウトレットパーク北陸小矢部は、三井不動産が昨年7月、小矢部市が国道8号沿いに整備している東部産業団地の約13万平方メートルで着工。北陸地方の気候に配慮した屋内型となり、延べ床面積約4万5千平方メートル、店舗面積約2万6千平方メートルで、駐車場は約2800台を整備する。

 同社が開発事業者となるアウトレットモールは13カ所目。本州日本海側では初めてとなる。

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