福井県大野市の阪谷地区で雪遊びや郷土料理を楽しむ「さかだに雪まつり」(福井新聞社後援)が24日、同市南六呂師の旧六呂師高原スキー場一帯で始まった。多くの親子連れらが、そりや雪の迷路、地元の食など大野の冬を満喫した。25日まで。
まつりは六呂師高原や地区の魅力をPRし、同市の「結(ゆい)の故郷(くに)発祥祭」を盛り上げようと、地元のグループや団体が企画した。
会場には高さ約1・5メートルの壁で作られた縦横約30メートルの「雪の迷路」がお目見え。チューブ状のそりで滑走する「雪の滑り台」、巨大かまくらなどが設置された。スキーウェアに身を包んだ大勢の家族連れが雪のアトラクションを楽しんだ。
高さ約2メートルの雪像コンクールもあり、市内団体やグループの参加者が汗だくになり作業。アニメやディズニー映画のキャラクターを仕上げた。
旧妻平ヒュッテでは、打ち立てのそばや里芋田楽、焼きいものほか、地酒やおやき、かきもちなど大野の味覚がずらりと並んだ。ダイコンや里芋といった地元の野菜を使った大鍋も振る舞われた。
坂井市の河元千秋さん(46)は娘の愛來さん(9)と訪れ、「まつりはにぎやかで楽しい。子どもと雪で遊べる良い機会」と笑顔で話していた。
25日は、かんじき(スノーシュー)やバナナボート体験、スノーモービル乗車、大鍋の豚汁の振る舞い、雪合戦大会などが開かれる。同まつりは午前10時から午後2時まで。