コーディネートの事例を見ながら、丸山さん(左)からポイントを学ぶ参加者=宇奈月国際会館セレネ

コーディネートの事例を見ながら、丸山さん(左)からポイントを学ぶ参加者=宇奈月国際会館セレネ

富山県 黒部・宇奈月・新川 温泉

宇奈月温泉を桃源郷に 来月から桃の花・雛人形でもてなし

北日本新聞(2015年1月27日)

■女将ら飾り付け学ぶ

 宇奈月温泉にかつて桃が原生していたことにちなんで、黒部・宇奈月温泉観光局は2月中旬から5月上旬にかけ、花と雛(ひな)人形でもてなす「宇奈月温泉・桃源郷 春のしつらえ」(仮称)を展開する。26日は宇奈月国際会館セレネでテーブルコーディネーターを招き、旅館やホテルのおかみさん、地元の商店主らを対象にした講習会を開いた。

 宇奈月温泉一帯は「桃原」と呼ばれ、満開時には桃源郷のような眺めだったという。伐採などで減少したが、2013年、開湯90周年を記念して住民らが植樹活動をスタート。桃の名所復活に向けた取り組みが進んでいる。

 「春のしつらえ」は、黒部峡谷鉄道のトロッコが開通するまでの冬季に、雪の温泉街を華やかに彩る試み。各旅館・ホテルがロビーに雛飾りを置き、桃の花などでそれぞれの雰囲気に合わせてコーディネートする。商店街でも各店の雛人形を展示するほか、温泉街全体には、のぼり旗を立て、ムードを盛り上げる。

 この日は、各旅館・ホテル、商店などをアドバイスするテーブルコーディネーターの丸山洋子さん(兵庫)を講師に招き、旅館やホテルの女将(おかみ)ら約30人が飾り付けのポイントを学んだ。丸山さんは「できるだけ、富山や宇奈月など地場のものを使って飾りたい」との考えを示し「コーディネートには、客に『何があるんだろう』と思わせ、店に入って商品を手にとってもらう力がある」と話した。

 セミナー後、希望者は丸山さんに飾り付ける場所を見てもらい、助言を受けた。


■1年後の自分に手紙を リピーター獲得狙う
 1年後の自分に手紙を-。宇奈月温泉旅館協同組合宣伝委員会(坂井泉委員長)は2月1日から、宿泊客を対象にした「うなづき発未来レター」をスタートする。ホテルや旅館から出した手紙が、1年後に客の手元に届き、それを持って再び訪れると各宿泊先ごとの特典がある。

 宇奈月温泉へのリピーター獲得が狙い。同組合は来訪しない客の多くは、客自身が宿泊したことを忘れるのが原因と分析。今回、ホテルや旅館側から宿泊の思い出を呼び起こそうと試みる。

 各ホテル・旅館では、未来レター用セットを500円(税込み)で販売。宿泊客に旅先の思い出や、未来の自分・家族に宛てたメッセージを手紙に書いてもらう。各ホテル・旅館に設置する専用ポストに入れると、同組合が保管し、1年後に宿泊客へ発送する。再び訪れる際に封筒を見せると、料理やドリンクなどのサービスが受けられる。

 同組合は「一人でも多くの宇奈月温泉ファンを増やしたい」としている。問い合わせは同組合、電話0765(62)1021。



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