フェアの独自メニュー開発に向け、試食会で調理した大槌産ホタテ=長岡市中央公園

フェアの独自メニュー開発に向け、試食会で調理した大槌産ホタテ=長岡市中央公園

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岩手・大槌ホタテの街 栃尾に出現 1日から復興支援フェア 15店がメニュー工夫

新潟日報(2015年1月30日)

 東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県大槌町の復興を支援しようと、長岡市栃尾地域の飲食店が大槌特産のホタテを提供する「岩手大槌・活ほたてフェアinとちお」が2月1日から始まる。28日までの1カ月間、刺し身やすしなど各店のオリジナルメニューが15店舗で楽しめる。

 栃尾地域では、2013年に大槌町の震災がれきを焼却したのが縁で復興支援が始まった。栃尾でのイベント開催時に大槌産ホタテを調理・販売してきたほか、双方の住民が行き来するなど被災地交流を重ねてきた。フェアでは栃尾の飲食店がホタテの消費拡大を図り、大槌町の水産業活性化へとつなげる狙いがある。

 大槌産ホタテは直径13センチ以上の大粒で肉厚なところが特長。フェア期間中は、水揚げした翌日に生きたまま届くため鮮度も抜群だ。

 今月12日には、大槌湾ほたて養殖組合と大槌商工会のメンバーを招いた試食会を開催。飲食店主たちが大槌産ホタテの味や特徴などを確認し、フェアに向けたオリジナルメニューを開発した。

 提供店は道の駅R290とちお内の「レストランとちお」(長岡市栃尾宮沢)など15店舗=表参照=。ホタテをあしらった青いのぼり旗が目印だ。メニューや価格は店舗によって異なるが、炭焼きやバター焼き、すしなど各店舗が趣向を凝らした。提供店は今後増える見込み。

 期間中の2月8日に道の駅R290とちおで開催する「とちお遊雪まつり」でも焼きホタテを販売する。

 主催する栃尾観光協会は「これまでの復興支援をさらに発展させた取り組み。ホタテを食べてもらうことを通じて、大槌町の水産業活性化を後押ししたい」と意気込んでいる。

【図表】ほたてフェア参加店一覧
 店名          電話番号
 いし源         53-3111
 割烹 恵比仁(えびに) 52-2107
 割烹 大倉       52-2473
 きんちゃん食堂     53-3036
 くらいち分店      52-2679
 割烹 東雲(しののめ) 52-3016
 寿司政         52-4754
 割烹 大覚       52-2161
 丁字谷(ちょうじや)  52-2040
 とちパル        53-5104
 割烹 ととや      52-3467
 鳥よし         53-3405
 割烹 福田屋      52-2129
 丸五食堂        52-3684
 レストランとちお    51-5321
※市外局番0258

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