栃尾商工会は写真を撮ると後光が差した神様のようになりきれる観光ポスターを作製した。「人が生きたまま修行で神になった」という栃尾地域の秋葉神社の伝承にあやかり、パワースポットとしての栃尾をＰＲしていく。

　ポスターは「ひとがかみになったち～神様になってＳＮＳでつながろう　広げよう栃尾の輪」と題した。七色の光が放射線状に描かれたポスターの前に立ち撮影すると後光が差したように見える。

　またポスター中央にあるＱＲコードを使うと、単文投稿サイト「ツイッター」と写真共有アプリ「インスタグラム」で発信できる仕組みだ。

　栃尾地域の秋葉神社は、火防（ひぶせ）の神として知られる秋葉信仰の二大霊場の一つ。「秋葉三尺坊大権現」の伝承では、人が生きたまま神様になったと言われている。商工会はこの伝承を使い、栃尾地域を全国に知ってもらい、観光客を増やそうとポスターを企画した。

　この日、撮影に挑戦した商工会経営支援室の田辺瑛子（あきこ）さん（２７）は「撮ったら、いいことがありそう」とウキウキ顔。既にツイッターで発信している商工会事務局長の佐藤勝司さん（６１）は「街の元気をつくって、交流人口を増やしたい。いろいろなポーズで撮ってみてほしい」と話している。

　ポスターは「栃尾秋葉門前商工プラザ　とちパル」など市内外約２００カ所に掲示している。問い合わせは栃尾商工会、０２５８（５２）４１９１。

　パソコンからは、http://twitter.com/tochio_kanko、http://instagram.com/tochio_kankoで閲覧できる。