山ノ内町北小学校のグラウンドでクロスカントリースキーをする町民ら

山ノ内町北小学校のグラウンドでクロスカントリースキーをする町民ら

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クロスカントリーで誘客 山ノ内・須賀川区、活性化計画

信濃毎日新聞(2015年2月3日)

 山ノ内町須賀川区の住民組織「ふるさと創生委員会」は今冬から、地域活性化に向けた取り組みの一環で、クロスカントリースキーを観光客らに楽しんでもらう計画を立てている。地域では小学生の時に授業があるなじみのスポーツ。北小学校の練習コースやその周辺を活用する方針だ。PRに向け、まず住民が子どものころを思い出して楽しもうと1日、コースを試しに滑った。

 北小学校グラウンドが発着点のコースは、1周約1・5キロと約3キロ。この冬は2〜3月に、小学生が練習や大会でコースを使わない日に、体験イベントを試行的に数回開く予定だ。北志賀高原をアルペンスキーやスノーボードで訪れた人などに来場を呼び掛け、県の補助金を活用して購入したスキー板やストック、スノーシューを貸し出す。

 1日は住民約20人が訪れた。同委員会に助言している立教大観光学部(埼玉県新座市)の庄司貴行教授や立教大の学生らも参加した。庄司教授は「コースの途中に休憩するテントを設けたり、将来は集落の中を通るようなコースを作ったりすれば面白いのではないか」と提案。同委員会副委員長の小河原康貴さん(49)は「(同町の)地獄谷野猿公苑のスノーモンキーを見に来た外国人客にも雪遊びを楽しんでもらえるといい」と話していた。

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