開田高原マイアスキー場の一角にある人工氷壁「マイアアイスバーグ」=4日午後、木曽町

開田高原マイアスキー場の一角にある人工氷壁「マイアアイスバーグ」=4日午後、木曽町

長野県 木曽路 アウトドア・レジャー

挑む氷壁、極寒の遊び 木曽・開田高原マイアスキー場

信濃毎日新聞(2015年2月6日)

 木曽町の開田高原マイアスキー場の一角にこの冬、アイスクライミング用の氷壁「マイアアイスバーグ」が登場した。高さ10メートルほどで、3面ある。自然の氷壁に挑む前の練習にと、開設から約1カ月半で中京、関東、関西方面などから130人ほどが訪れた。

 4日、山岳会の仲間と2人で訪れた名古屋市の長井平二さん(61)は「名古屋から近くていい。面によって氷の硬さが違うので、いい練習になる」と話した。

 周辺は気温が夜にマイナス15度ほどに下がり、日中は上がっても同6度ぐらい。「寒さを生かし、スキーやスノーボード以外にできることはないかと考えた」とスキー場を運営するアスモグループ社長の今孝志さん(61)。昨年11月に骨組みを設けてネットを張り、上から水を流し続けた。天候にもよるが、2月末から3月初旬まで楽しめそう。

 安全のため、利用は2人以上。初心者だけでの利用はできない。装備は登る人が準備する。

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