南砺利賀そば祭りが6日、南砺市の利賀国際キャンプ場で開幕した。名物の利賀そばの販売や、雪上で大木を引き回す恒例行事「丑曳(うしひ)き」があり、来場者は山里の食と文化を満喫した。8日まで。実行委員会(宮崎和也会長)主催、北日本新聞社共催。
会場内のグルメ館では、3日間で約1万食のそばを用意している。地元のワラビなどを使った山菜そばや、五箇山産ジネンジョ入りのそばなどがあり、来場者は雪景色を見ながらおいしく味わった。
丑曳きは、合掌造り家屋を建てる際、山から切り出した大木を大勢の人が引いた様子を再現している。両百瀬丑曳き保存会(大野外松会長)の丑曳き音頭に合わせ、保存会メンバーと来場者がカラマツを綱で引き回し、会場を沸かせた。
南砺利賀そば祭りは通算30回目。丑曳きは7、8日も行われる。高校生以上は会場設営協力金(入場料)300円が必要。