12日の石川県内は大気の状態が不安定となり、午後から強い風雨に見舞われた。最高気温は金沢8・7度など3観測地点で3月上旬並みとなった。
兼六園の梅林では、約20種類、約200本の梅のうち、「冬至梅」が咲き始め、白い花びらが雨にぬれて風情を漂わせた。県金沢城・兼六園管理事務所によると、そのほかの梅は3月中旬から下旬に見頃を迎える見込み。
金沢地方気象台によると、13日の県内は強い寒気を伴った気圧の谷が通過し、吹雪となる所もある。最大瞬間風速は30メートルが予想され、同気象台は高波への警戒や、落雷、強風、ひょうなどへの注意を呼び掛けた。