協同組合兼六園観光協会は13日、北陸新幹線金沢開業に合わせて一新する兼六園ガイドの制服のお披露目会を園内の茶店「万清亭」で開いた。金沢美大大学院ファッションデザインコースの村山祐子准教授と学生3人が雪づりの刺繍(ししゅう)を施した秋冬用制服を手掛けた。
制服は園内の緑に溶け込むようえんじとグレー色の生地を使い、襟とスカートの裾には雪づりをデザインした刺繍を配し、落ち着いた雰囲気に仕上げた。スカートは大きく広がり、動きやすさにも配慮した。
兼六園ガイドは園内五つの茶店と県観光物産館の従業員38人が務めており、約40年間使用した制服には観光客から「特徴がなく、ガイドがどこにいるか分からなくなる」などの声が寄せられ、リニューアルした。
村山准教授と学生は春夏用の制服も制作中で、5月末までに発表する。