会場に並ぶ奉納品。スクリーンには厩稲荷本殿が映る

会場に並ぶ奉納品。スクリーンには厩稲荷本殿が映る

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高遠城、今に伝える「厩稲荷」 宮田で企画展、奉納品も

信濃毎日新聞(2015年2月14日)

 伊那市高遠町にあった高遠城から中越(なかこし)村(現上伊那郡宮田村)に移されたとされる「厩稲荷(うまやいなり)」と奉納品の企画展が14日、宮田村民会館で始まる。高遠城は廃藩置県翌年の1872(明治5)年に取り壊され、建物の多くは現存しない。厩稲荷は信仰と共に守り継がれ、旧高遠藩や高遠城を知る上で貴重な史料だ。村教育委員会は「普段はなかなか見られない。ぜひこの機会に」と来場を呼び掛けている。

 厩稲荷や奉納品は、藩馬の調教などをした高遠藩家臣と関わりがあった小田切家で保管されている。現当主は小田切康彦村長で、参拝や年1度の祭礼を欠かさないという。村教委は昨年12月、計96点を村文化財に指定した。

 主な展示史料は太鼓、1751(寛延4)年奉納などののぼり、馬具、獅子頭、さい銭箱、最後の高遠藩主8代内藤頼直が幼少時に奉納したとみられる絵馬など74点。厩稲荷本殿、本殿を覆う上家、中の絵馬などは映像や写真で紹介し、のぼりを立てて祭祀(さいし)の雰囲気を再現する。

 村教委の小池勝典学芸員(37)は「宮田村には高遠藩とのつながりが今も残る。研究を進めたい」とする。企画展は18日までの午前10時〜午後5時。入場無料。

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