新幹線の切符を取り扱う福井県内の旅行会社でも１４日、北陸新幹線金沢開業日の"切符争奪戦"を繰り広げた。

　ＪＴＢ中部福井支店（福井市）は同日、切符販売開始の時間に合わせ、開店時間を３０分繰り上げ午前１０時から営業。通常の土曜より多い社員１０人態勢で、専用端末を使って対応した。

　ＪＲ金沢駅を午前中に出発する切符を購入でき、担当者は「顧客の事前申し込み分はおおむね確保できた」とほっとした様子。「北陸新幹線の開業を機に旅行業が盛り上がってほしい」と期待を寄せた。一番列車の申し込みはなかったという。県内のほかの旅行会社でも、開業初日の北陸新幹線の切符と東京のホテル宿泊代をセットにした商品を扱う支店があり、人気を集めたという。