上田市別所温泉の観光協会と旅館組合、市などは19日、富山、金沢両市で2日間の日程で観光誘致キャンペーンを始めた。この日は母袋創一上田市長と別所、鹿教湯両温泉の関係者ら計6人が金沢市役所に山野之義市長を訪ね、3月14日の北陸新幹線(長野経由)金沢延伸後の連携について意見を交わした=写真。
母袋市長は「(北陸新幹線の)停車駅が個々に魅力を出す努力と、連携して魅力を倍加させることの両方が必要」とし、「山と海を一緒に味わえることが良い売り込みになる」と提案。山野市長は「われわれもアイデアを練って、連携していくことが大切だと思う」と応じた。
北陸でのキャンペーンは、新幹線延伸を見据え別所温泉観光協会などが2008年から毎年行っている。上田商工会議所や上田電鉄(上田市)も参加し、この日は富山市で観光パンフレットを配ったり、金沢市で旅行会社に上田の宣伝をしたりした。