のとじま臨海公園水族館(七尾市)で19日、丸みを帯びた体が特徴的なダンゴウオ科の魚4種の展示が始まり、来館者が愛嬌(あいきょう)のある姿に見入った。
展示されたのはダンゴウオ、ホテイウオ、フウセンウオ、コンペイトウで、いずれも能登近海に生息している。池口新一郎副館長によると、このうち初展示となるダンゴウオとフウセンウオは生態がよく分かっておらず、飼育している水族館は全国でも少ない。ホテイウオは館内で繁殖し、コンペイトウは今月上旬に富来漁港で水揚げされ、同水族館が引き取った。
池口副館長は「見た目がかわいいので子どもたちに人気。約20種類いるダンゴウオの仲間を増やしていきたい」と話した。