小諸市の中心市街地で21日、100軒以上の商店が店内にひな人形を飾る「北国街道小諸宿のお人形さんめぐり」が始まった=写真。旧北国街道沿いの本町通りのおかみらでつくる実行委員会の主催で11年目。3月8日までの期間中、ギャラリーなどでコンサートやものづくりの体験教室、クラフト作品展示も開催する。
本町通りの呉服店は、江戸時代後期から現代までのさまざまな時代の人形を展示。着物姿で観光客を出迎えたおかみの湯本悦子さん(67)が「古い時代の人形のお着物は草木染なので地味な色合いなんです」などと説明した。御代田町広戸から訪れたピアノ指導者の柳沢久子さん(64)は「盛大で感激した。おかみさんたちのまちへの愛着を感じる」と話した。
3月1日午後1時から、田町の健速(たけはや)会館で「感謝のつどい」を開き、木の笛のコカリナ演奏や日本舞踊などがある。7日午後0時35分からは、市高齢者クラブが大小のわら馬を引いて市街地を練り歩く。