勝山左義長まつりのフィナーレを飾るどんど焼きが22日夜、福井県勝山市の九頭竜川弁天緑地で行われた。訪れた市民は、14基のご神体から高く燃え上がる炎に、ことし1年の健康などを祈った。
まつり最終日は午後からあいにくの雨模様となったが、市街地に立った12基のやぐらでは、浮かれ打つ軽妙な"浮き太鼓"が繰り広げられ、見物人でにぎわった。2日間の入り込み数は約11万人(実行委発表)となった。
夕方には、各区から松などで作られたご神体が九頭竜川の河原に運ばれた。14基が円形に設置され、しめ縄などの正月飾りが積み上げられた。
午後9時ごろ、近くの神明神社で点火されたたいまつの火をご神体に一斉に点火。勢いよく燃え上がると、来場者は火柱に無病息災や家内安全などの願いを託した。竹ざおの先に付けた餅を炎で焼いて味わう人もいた。