特急雷鳥やSL、新幹線など多彩な列車の写真を披露している南雲さん(右)と高島さん=福井県鯖江市のラポーゼかわだ

特急雷鳥やSL、新幹線など多彩な列車の写真を披露している南雲さん(右)と高島さん=福井県鯖江市のラポーゼかわだ

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鉄道追い続け半世紀、写真30点 愛好家が北陸新幹線開業展

福井新聞(2015年2月25日)

 福井県鯖江市屋形町の鉄道写真愛好家、南雲(なぐも)慶一さん(77)の「祝 北陸新幹線開業記念 鉄道写真展」が3月15日まで、同市の農林業体験実習・温泉施設「ラポーゼかわだ」で開かれている。50年近く鉄道車両を追い続け、魅力あふれる一瞬をとらえた30点が並んでいる。

 南雲さんは幼少期から鉄道が好きで、30歳ごろから蒸気機関車(SL)を撮り始めた。全国を飛び回って撮影するうち、作品が国鉄職員の目に留まり、国鉄とJRの時刻表の表紙を約30回飾った。JR西日本のグループ会社が発行した2011年のカレンダー「ありがとう雷鳥号」にも写真が使われた。

 作品展は、元JR鯖江駅駅長で、現在ラポーゼかわだに勤めている高島武次さん(64)が企画した。駅長をしていた約15年前から南雲さんと知り合いで、同施設で偶然再会したという。

 今回はSLや新幹線、特急雷鳥、しらさぎ、サンダーバード、点検用の架線試験車など多彩な車体の写真を並べた。列車と花の組み合わせが好きと言い、一面のチューリップや桜の中を走り抜ける様子も楽しめる。

 南雲さんは「子どものころから鉄道が好きで、今でも格好いい列車を見るとワクワクする。皆さんにも写真を見てワクワクしてほしい」と笑顔を見せていた。3月1日に作品をすべて入れ替える。

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