飯山市照岡の自然体験施設「なべくら高原・森の家」は、北陸新幹線(長野経由)飯山駅が開業する3月14日、長野・新潟県境の信越トレイルをスノーシュー(西洋かんじき)でトレッキングする日帰りツアーを開く。新幹線で東京方面からの所要時間が短くなることを受け、新たなファンを増やしたい考えだ。
午前8時半、飯山駅に集合する。同施設から信越トレイルの稜線(りょうせん)を目指す。トレッキングは往復7キロほどで、ブナ林やきれいな雪庇(せっぴ)、日本海の眺望などを楽しめるという。スノーシューやブーツ、弁当などは施設側が用意するため、「手ぶらで気軽に参加して」と呼び掛けている。午後3時に同施設から新幹線飯山駅に送る。
施設によると、これまでスノーシュートレッキングツアーは、県内のほか東京、名古屋、大阪などからの参加者もおり、市内で宿泊する人も多かった。新幹線飯山駅開業で関東や北陸圏の客が日帰りになってしまう懸念もあるが、「心配しても仕方ない。これまでは遠いと思って敬遠していた層に来てもらえるようになればいい」とする。
ツアーは3月15日、21日にも開く。費用は7千円。問い合わせはなべくら高原・森の家(電話0269・69・2888)へ。