南砺市観光協会は北陸新幹線開業と五箇山合掌造り集落世界文化遺産登録20周年を記念した県外旅行者対象のプレミアム宿泊券を3月14日から発売する。1万円相当の宿泊券を1枚5千円で限定1200枚発行する。25日、宿泊券利用可能施設として登録を希望する事業者に市役所城端庁舎で説明会を行った。
プレミアム宿泊券には国の地方創生のための補助金を活用する。県の通販サイト、県や市の首都圏アンテナショップ、首都圏での南砺観光PR会場などで販売し、先着順で完売次第終了する。利用期間は3月14日から9月13日までで、利用者はサービス向上に役立てるためのアンケートに答えることが条件となる。
宿泊事業者は▽客を親戚や親友のようにもてなす▽食材の半分以上は地場産を使う-など7項目の認定要件から3項目以上を宣言することが登録条件となる。利用者は宿泊後、この7項目についてアンケートで評価し、宿泊券利用期間終了後、高い評価を集めた宿を市観光協会が「南砺3つ星の宿」として認定する。
市観光協会は同期間にレンタカーで南砺へ訪れる観光客への助成も行う。プレミアム宿泊券を利用する観光客を対象にJR富山、新高岡、金沢各駅と富山空港そばのレンタカー事業所で1台当たり3千円の宿泊助成券を限定300枚交付する。