両津港に完成した「あいぽーと佐渡」=25日、佐渡市両津夷

両津港に完成した「あいぽーと佐渡」=25日、佐渡市両津夷

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「あいぽーと佐渡」内覧会 交流人口拡大に期待 3月に本格オープン

新潟日報(2015年2月26日)

 佐渡市は24日、両津港で3月に本格オープンする観光情報発信施設「あいぽーと佐渡」(同市両津夷)の報道向け内覧会を開いた。多目的ホールや催事スペースなどを公開。さまざまなイベント開催や情報発信を通じて、交流人口の拡大を図る。

 あいぽーと佐渡は2013年2月に着工。約1万平方メートルの敷地内に、延べ床面積約2055平方メートル、鉄筋コンクリート2階建ての施設を建造。約5千平方メートルの緑地広場も整備した。総事業費は約12億2800万円。

 約300人を収容できる多目的ホールには同時通訳ブースを設け、国際会議などの利用も可能。催事スペースでは展覧会などのほか、調理室を利用して食のイベントも開催できる。佐渡産の野菜や総菜などの販売所も備える。

 甲斐元也市長は24日の定例会見で「市民の方々が何でもできるような場所になっている。佐渡の玄関口の活性化につながるよう活用していきたい」と述べた。

 また、国土交通省が港湾施設を拠点に地域振興を図る地域を支援する「みなとオアシス」に、あいぽーと佐渡と周辺のおんでこドーム、佐渡汽船両津港ターミナルの3施設が認定されたことを発表した。認定は県内3例目。

 オープンを記念し、市は3月1日に記念式典を開催する。関係者によるテープカットのほか、市民らによる郷土芸能の披露やタラ汁が振る舞われる。

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