経済産業省は２６日、新たな産業に結びつく地域の特性に応じた取り組みを表彰する「イノベーションネットアワード」の農林水産大臣賞に、にいがた雪室ブランド事業協同組合（新潟市中央区）が選ばれたと発表した。

　表彰は新産業創出を支援する日本立地センター（東京）と全国イノベーション推進機関ネットワーク（同）の主催。３１団体から応募があり、うち同組合を含む７団体が大臣賞などを受賞した。

　同組合は県内２５の食品メーカーや団体などで構成。雪室で保存熟成すると、食味が良くなるといわれる特性を生かし、各メーカーが酒や調味料、コーヒーなどを「越後雪室屋」の共通ブランド名で販売している。

　審査では「組合員の連携で、ブランド力向上や商品開発、プロモーションなどに取り組み、地域経済の活性化に貢献している」と評価された。表彰式は３月４日に東京で行われる。

　同組合は「新潟の魅力である雪と食をテーマにした活動が地域貢献と認められ感謝している」とした。

　県内では、昨年のアワードで燕商工会議所が日本立地センター理事長賞を受けている。