市が再整備工事を進めてきた玉川公園(玉川町)が3月21日に開園する。隣接する玉川図書館、玉川こども図書館との駐輪場の壁や段差を取り払って回遊性を高め、屋外で読書しやすい環境を整える。まちなかの市民交流拠点とし、JR金沢駅に近い立地から、北陸新幹線で訪れる観光客の憩いの場とする。
玉川公園は敷地面積約1万5千平方メートルで、市が2013年夏から再整備を進めている。公園中央部に屋根付きの休憩所を設け、イベントの開催が可能な芝生広場や緑陰広場、遊戯広場を整備した。休日には読み聞かせ会など図書館と連携した多彩な催しが行われる。
災害時に避難者を受け入れるため、ベンチは炊き出し用のかまどとして利用でき、燃えにくい防火樹も植えた。樹木を植え替えたことで、園内を見渡せるようになり、防犯性も高めた。