大会に向けて練習を重ねる平岡さん夫婦

大会に向けて練習を重ねる平岡さん夫婦

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家族で参加できる技術選手権大会を初開催 白馬岩岳スキー場

信濃毎日新聞(2015年3月1日)

 北安曇郡白馬村の白馬岩岳スキー場で3月27日から、年代を問わず家族や仲間と参加できる「白馬岩岳スキー技術選手権大会」が初めて開かれる。住民らの実行委主催で、昨年11月22日に県北部を震源とする地震で被災した同村から元気にスキー場を運営している観光地をアピールする狙い。28日も、地元スキーヤーが同スキー場を訪れ、練習に励んでいた。

 大会は個人種目に加え、2人以上で滑る団体種目が特徴。出場枠はメンバー構成で異なり、子どもと親、祖父母でつくる「3世代」、2世代の「親子」、仲間でつくる「オープン」の三つ。調和の取れた滑りを各枠で競う。実行委員長の松沢道生さん(67)は「お年寄りから子どもまで楽しめる大会」と話す。

 大会期間は3日間で初日は開会式。個人種目は28、29日で小回りや大回りなどの合計点を競う。団体種目は28日のみで、両種目とも全日本スキー連盟公認検定員が審査する。松沢さんは「シーズン終盤まで大勢の家族連れが集まるイベントになる。地震からの復興に向け元気なメッセージを発信したい」と期待する。

 同スキー場近くの平岡徹さん(78)、佳代子さん(76)夫婦は、都内に住む次女と小学2年の孫と団体種目に出場予定。28日は2人で練習し、佳代子さんは「孫を先頭に楽しんで滑りたい」と話した。

 個人種目の参加費は小中高生4千円、一般5千円。団体は1チーム3千円。1次締め切りは3月10日。問い合わせは白馬岩岳観光協会(電話0261・72・2780)へ。

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