胎内市特産のサツマイモ「べにはるか」を使ったスイーツフェアが、同市内の菓子店など８店で開かれている。生クリーム大福やロールケーキ、焼きプリンなど趣向を凝らした新作スイーツ計１４品を提供する。参加店を回るスタンプラリーも実施している。企画した中条町商工会は「各店を巡って、べにはるかのしっとりしたとろける甘さを堪能して」と呼び掛けている。

　スイーツフェアは、べにはるかの消費拡大を目指し、中条町商工会を中心に取り組む事業の一環で、２８日から初めて実施された。市内の菓子店と飲食店に協力を呼び掛け、昨年から商品開発を進めてきた。

　参加店の一つ、梅月堂（中条）はパイまんじゅう「パイはるか」（１２０円）と、黒糖生地で芋あんを包んだ蒸しまんじゅう「はるか黒糖」（１００円）を提供する。社長の大塚義雄さん（５７）は「うちにしかないオリジナルのお菓子を目指した。あんは、べにはるかのほくほく感が出るように工夫した」と語る。

　飲食店「食彩酒房ぼだいじゅ」（本町）は黒蜜を掛けた和風パフェ「さつまいものパフェ」（５６０円）を出す。スタッフの須貝奈々さん（２６）は「べにはるかの上品な甘さを壊さないように、シンプルに作ることを心掛けた」とＰＲする。

　スタンプラリーは、参加店で対象商品を含む５００円以上の買い物をするとスタンプが１個もらえ、４店巡ると参加店で使える５００円分の買い物券が手に入る。

　スイーツフェアは２２日まで。各店舗を紹介するガイドマップもあり、スタンプ専用チラシと共に中条町商工会や各店で手に入る。問い合わせは同商工会、０２５４（４３）３６２４。

　ほかの参加店は次の通り。

　マサヤ菓子舗（本町）美月堂（東本町）卯月堂菓子舗（北本町）亀屋菓子店（築地）東屋菓子舗（黒川）クッチーナソリッゾ（野中）