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茶がゆ、番茶餅 郷土の味香り高く 13日開幕さど食の陣で提供

新潟日報(2015年3月4日)

 佐渡市両津地区で生産している茶や伝統料理の「茶がゆ」を広く知ってもらおうと、市民団体の佐渡マスターズが、13日から開催される「さど食の陣」で茶がゆや、茶葉を練り込んだ番茶餅の提供を計画している。メンバーは「佐渡で昔から続いている素朴な味わいを島内外の人に伝えたい」と試食会を重ね、準備を進めている。


 佐渡マスターズは佐渡の魅力を島内外に発信し、移住者支援をしている。13~15日に開かれる佐渡の食を味わうイベント「さど食の陣」のうち、14、15日の2日間に出店し、茶がゆなどを販売する。

 佐渡市では両津地区を中心に茶の生産が行われており、家庭料理として米を茶で煮た茶がゆが親しまれてきた。食の陣で出す茶がゆは、メンバーで佐渡市上横山の茶園経営者、神蔵恵治さん(60)の家のレシピを参考にしている。神蔵さんは「佐渡のお茶がイベントで使われ、広まってくれれば生産者としてもうれしい」と語る。

 昨夏に企画し、試食会を6回実施してきた。2月中旬の会には10人ほどがメンバーの自宅に集まり、茶がゆや番茶餅、かゆの付け合わせの品などを試食し、メニューを最終決定した。

 佐渡マスターズの橋口秀樹代表(62)は「おいしいものが提供できるよう試行錯誤してきた。地域の特色ある味をぜひ味わってほしい」と話している。

 「さど食の陣」は佐渡市真野の真野活性化センター「いぶき21」で開催される。各日とも午前10時半~午後2時。入場無料。問い合わせは事務局、0259(74)3515。

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