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北陸新幹線 新北陸トンネル8割工事着手

福井新聞(2015年3月5日)

 福井県議会は4日、新幹線・地域鉄道調査特別委員会を開いた。同県南越前町と敦賀市をつなぐ北陸新幹線の新北陸トンネル(約20キロ)について、理事者は入札を終え工事契約を結んだ区間が今月中に延長の約8割に達することを明らかにした。新幹線と県道の一体橋として建設する九頭竜川橋梁(きょうりょう)(約410メートル)も2日に入札が終了。東村健治総合政策部長は「橋に隣接する福井市森田地区の高架橋工事など、市内の工事も本格化してくる」との見通しを示した。

 新北陸トンネルは金沢―敦賀で最長のトンネルで、九頭竜川橋梁(きょうりょう)は全国初の新幹線と自動車道の併用橋であり、ともに工期が長期に及ぶ。それぞれの進捗(しんちょく)は金沢―敦賀の3年前倒し開業に向けたポイントとなる。新北陸トンネルは、建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構が工区を分けて発注している。

 東村部長は新北陸トンネルについて「今月には南越前町の清水工区(2・5キロ)が契約予定であり、(工事契約を結んだ)着手率は総延長のうち約8割になる」と説明した。奥野々(4・9キロ)、大桐(3・6キロ)、葉原(4・5キロ)の3工区はすでに着工しており、清水工区の契約で計15・5キロの工事に着手したことになる。

 ただ、敦賀市側の残り4・5キロ分については、認可を受けたルートがラムサール条約登録の中池見湿地の一部を通過する問題から、工事時期のめどは立っていない。

 九頭竜川橋梁に関しては笹岡一彦副委員長(自民党県政会)が「工期を3年前倒するには(橋を)いつまでに完成させる必要があるのか」と質問。理事者は「2022年度開業を目指すと、橋は3年前をめどにやる必要がある」と述べ、19年度末までの5年間の工期で発注手続きが進んでいるとした。

 また、笹岡副委員長は敦賀以西ルート問題について、12月県議会で県が若狭ルートの優位性を沿線府県に説明する考えを示したことに対し、進み具合を確認。東村部長は今年2月に群馬、長野、新潟、富山、石川、京都の各府県と関西広域連合に出向き、事務レベルで優位性を伝えたと答弁。大阪府とは日程調整中とした。

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