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長野市内3霊場巡る旅 善光寺・戸隠神社・飯縄神社

信濃毎日新聞(2015年3月5日)

 7年目に1度行われる長野市の善光寺御開帳(4月5日〜5月31日)まで、5日であと1カ月。善光寺をはじめ受け入れる長野市などの準備が進んでいる。今回は、同じく7年目に1度開かれる戸隠神社式年大祭(4月26日〜5月26日)にも合わせ、長野市の善光寺大勧進が、不動明王(善光寺大勧進護摩堂)、九頭竜大神(戸隠神社)、飯縄大明神(大権現とも、飯縄神社)の市内三霊場をつなぐ「北信濃 三大パワースポット巡り」を企画している。参拝者らの足を広い範囲に延ばしてもらう狙いだ。

 戸隠山・戸隠神社、飯縄山・飯縄神社は古来、神仏習合の山岳修験の霊場として栄え、善光寺とも深いつながりがある。全国から多くの人々が集まる御開帳、式年大祭の期間中、3カ所を巡って厄をはらい、霊山の雰囲気の中でリフレッシュしてもらおうと初めて企画した。

 これに合わせて、三霊場を象徴する不動明王(大勧進)、竜(戸隠神社)、烏天狗(からすてんぐ)(飯縄神社)をキャラクター化。専用の御朱印帳(千円)を購入して大勧進、戸隠神社、飯縄神社里宮(長野市富田)の3カ所それぞれでキャラクターのスタンプを押すと、記念品がもらえるという趣向だ。

 大勧進によると、2009年の前回御開帳と式年大祭から、大勧進、戸隠神社の関係者間で交流が始まり、今回の企画に結び付いた。1カ月後に迫った御開帳に向け、ほかにも関連グッズを開発中という。大勧進役僧の伝田心順さん(39)は「それぞれ大きな力のある場所。3カ所の参拝でより大きなご加護を得ていただき、さらにこの地域の魅力も感じてもらえればうれしい」と話している。

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