北陸新幹線に向かって県民が手を振り、開業を歓迎する県制作のPR動画が4日、県のホームページや動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開された。新幹線沿線の住民ら約3千人が笑顔で参加し、喜びの気持ちやおもてなしの心を発信している。
「待ってたよ 北陸新幹線」と題した動画は、1月から2月まで県内全15市町村の72カ所で撮影した。撮影は映画監督の市川徹さん(タカオカンドリーム社)が担当し、JR西日本が協力した。
沿線住民をはじめ、商工会議所や商工会、観光協会、小学生、幼稚園児が「ようこそ富山へ」「キター」などと書いたボードや旗を掲げ、色鮮やかな衣装を着て新幹線を迎えた。立山連峰や富山湾、世界遺産の五箇山合掌集落など県内観光地も撮影した。
射水市出身のオペラ歌手、澤武紀行さんやダンスの動画を配信する「ぶらっくすわん」、アイドルグループ「ビエノロッシ」なども登場する。
動画は2分、8分、15分の3タイプを用意した。14日の開業日イベントや祝賀会でも使用する。石井知事は4日の会見で「来県者を温かく迎えたいという県民の気持ちがにじみ出ている」とPRした。