2015年度に富山県内で開かれる主な全国コンベンション

2015年度に富山県内で開かれる主な全国コンベンション

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新年度コンベンション続々 「富山の魅力伝える機会に」

北日本新聞(2015年3月6日)

 会議を開くなら北陸新幹線で富山においで-。県内で新年度、全国・国際規模の大会や学会が相次いで開かれる。千人以上が集まる大規模コンベンションに限っても13件に上り、総件数、参加人数ともにこれまでの最多を優に上回る見通しだ。開業を見据えた県などの熱心な誘致活動が実を結んだ格好で、関係者は「多くの人に富山の魅力を伝えるチャンス」と意気込む。

 開業日の14日にリニューアルオープンする県民会館は、2千人が参加する6月の日本臨床救急医学会をはじめ、全国規模のイベント8件の開催が決まっている。従来の年2~3件から大幅増となる。ホールの座席が新調されたほか、トイレ・エスカレーターの増新設で使いやすさは大きく向上した。運営する県文化振興財団は「休館で迷惑を掛けたが、今後は多くの利用者に満足してもらえるはずだ」と期待する。

 県は2008年度、全国でも数少ないコンベンション誘致班を観光課内に設置。各施設と連携しながら新幹線開業に向けて実績を積み上げてきた。15年度に32件と前年の1・8倍の全国・国際コンベンションを開く富山国際会議場の林明弘企画営業部長は「施設やホテルが集積している強みを生かし、富山市を一つの『会場』としてPRしてきたのが良かった」と話す。誘致班によると、開業2年目の16年度も順調に予約が入ってきているという。

 施設側だけでなく、県内の業界団体も上部団体の大会の開催に力を入れる。県構造物解体協会は6月に全国組織の大会を富山市で開き、全国約200の信用金庫でつくる全国信用金庫同友会も10月に富山市で幹事会を企画する。

 10月6日には全国すし商生活衛生同業組合連合会(東京)の大会が富山市で初めて開かれる。富山湾の海の幸を発信しようと、県鮨商生活衛生同業組合が名乗りを上げた。山下信夫理事長は「開業のタイミングを狙った。この機会に富山のすしのおいしさをアピールしたい」と話す。

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