JR北陸線が北陸新幹線の開業に伴ってあいの風とやま鉄道に引き継がれるのを前に、JRや国鉄時代の車両の写真を集めた展示が魚津駅で行われている。同駅管理係に勤め、"撮り鉄"でもある西村秀太さん(33)=富山市=が撮影した。西村さんは「写真を通して駅や列車の歴史を懐かしんでもらえるといい。あいの風とやま鉄道も多くの人に愛してもらいたい」と話している。
写真展「昔の駅舎(えき)と北陸線の列車たち」は、JR北陸線の特急の写真を中心に約30枚を並べた。多くは大阪府出身の西村さんが、就職する前から北陸線に足を運んで撮影してきたもの。今月13日で運行を終えるはくたかや、金沢駅発着になるサンダーバードなどが並ぶ。昔の魚津駅や、1981(昭和56)年の「五六豪雪」時の駅前の様子を収めた写真もある。
西村さんは帰省などにサンダーバードを使っており、「魚津駅に止まらなくなるのは少し寂しい」と話している。展示は13日まで。
魚津市立図書館では、同市六郎丸の公務員、武隈和夫さん(60)が撮影したJR特急の写真展が行われている。県内を走る北越やはくたか、今月で引退する寝台特急トワイライトエクスプレスなどを収めた。15日まで。