北陸新幹線開業に向け工事がほぼ完了した富山駅の駅舎と駅前広場=富山市明輪町

北陸新幹線開業に向け工事がほぼ完了した富山駅の駅舎と駅前広場=富山市明輪町

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県都の玄関口 富山駅整備ほぼ完了

北日本新聞(2015年3月7日)

 14日の北陸新幹線開業まで7日であと1週間となった。富山駅では駅舎や南口駅前広場などの工事がほぼ完了し、生まれ変わった県都の玄関口が姿を見せた。開業日は各駅で地域色豊かな歓迎イベントを開き、県民が待ち望んできた新幹線時代の到来を華やかに祝う。

 駅前広場は石張りの舗装などが仕上がり、ロータリーを囲む歩行路兼バス乗降所の屋根がすっきりと浮かび上がった。富山市の富山駅周辺地区都市整備事務所は「開業に向けた工事は99%完成。残りの期間で清掃や一部区画の整地を進め、新幹線を迎えたい」と話した。広場横の市内電車の軌道では、開業に合わせ同駅に乗り入れる市内電車の試運転が入念に行われた。

 JR西日本金沢支社によると、駅構内はプラットホームなど主な工事は既に完了し、6日は試運転が計4往復行われた。高架下の商業施設「きときと市場 とやマルシェ」では、各店が商品の陳列などを急ピッチで進めた。

 新高岡、黒部宇奈月温泉の両駅はほぼ仕上がり、「あいの風とやま鉄道」も全駅で券売機の設置を終えている。

 開業当日は、各駅で多彩なイベントが繰り広げられる。富山駅では東京発の一番列車「かがやき501号」などを越中おわら踊りで出迎える。南北自由通路では午前8時50分から郷土芸能などのステージを、CiC前広場では同9時からチアリーディングなどを披露。あいの風は同7時25分から駅ホームで出発式を行う。

 新高岡駅では同8時15分からオープニングセレモニーがあり、獅子舞実演などの記念イベントも充実させる。黒部宇奈月温泉駅では同8時50分から開業祝賀祭としてステージ演技や餅つきなどを次々行い、開業をもり立てる。

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