昨年の第7回大会で、雪の残る登山道を進む選手=立山・室堂

昨年の第7回大会で、雪の残る登山道を進む選手=立山・室堂

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東京五輪の公開競技採用目指す 魚津起点の山岳レース

北日本新聞(2015年3月7日)

 魚津市は、同市をスタート地点として2年に1度行われている世界で最も過酷な「トランスジャパンアルプスレース(TJAR)」をベースにした山岳レースの五輪公開競技採用を目指し、要望活動を始めた。2020年東京五輪での実施が目標。魚津の豊かな自然を世界にアピールする機会とにらむ。

 魚津市は、昨年8月に行われた第7回TJARで初めてスタート時に選手らをサポートする市実行委員会を結成。ミラージュランドの休憩所を選手や家族に開放し、セレモニー(北日本新聞社共催)で選手を送り出した。

 東京五輪が開催される20年は第10回TJARの開催年と重なる。澤崎魚津市長は大会や魚津の魅力を広める好機と捉え、昨年11月に要望活動を始めた。

 6日には文部科学省を訪問。日向信和スポーツ・青少年局体育参事官を前に「こういう大会が魚津を起点に行われていることを発信したい」と述べ、公開競技採用への協力を求めた。日向氏は「東京五輪・パラリンピック組織委員会とも相談し今後何をできるか考えたい」と応じた。

 ゴール地点の静岡市で大会を支援している天野進吾静岡県議も「魚津が頑張るなら応援したい」と、魚津市の取り組みを評価している。

 五輪公開競技は1996年のアトランタ五輪以降行われていない。競技団体がないことや環境への配慮など、公開競技採用に向け課題は多い。

 北陸新幹線駅のない魚津市では地盤沈下への危機感があり、市は市民を巻き込んだ要望活動で魚津を盛り上げたい考えだ。澤崎市長は「地方から東京五輪に関わるチャンス。大会優勝者を招いて講演会を開くなどして、ムードを高めたい」と意気込んでいる。

◆トランスジャパンアルプスレース◆
 魚津市のミラージュランドを出発し、北アルプスから中央、南と居並ぶ3000メートル級の山々を縦断して太平洋の駿河湾まで約415キロを踏破するレース。2002年から開催。前回大会の優勝者は5日間でゴールした。同様に山野を進むトレイルランニングの大会には、ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(仏・伊、約170キロ)、サハラマラソン(モロッコ、約240キロ)などがある。

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